日本アウトリガーカヌー協会
掲載日:2023.05.09(火) 運動する アウトリガーカヌーする
ー アウトリガーカヌーとは? ー
細長い艇体とバランスを取るための横にせり出した浮(アウトリガー)が取り付けられたものを「アウトリガーカヌー(Outrigger Canoe)」と呼びます。
元々、太平洋の島々では宗教的な意義を持つカヌー競争が盛んに行われていました。
20世紀に入ってからハワイが観光地として発展するに伴い、レジャーやスポーツとして復活を遂げました。
島を訪れた人々は、この素晴らしい舟に乗って海を楽しみ、その魅力にとりつかれたのでしょう。
こうして、ハワイをはじめ世界各国でアウトリガーカヌーのレースイベントが盛んに行われるようになりました。
基本情報
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協会コンセプト
アウトリガーカヌークラブおよびパドラーの皆様へ 数年間の準備期間を経て、日本アウトリガーカヌー協会が発足致しました。 尾花 充 |
ー アウトリガーカヌーの精神性 ー
アウトリガーカヌーは、何もかもが便利な現代社会とは全く反対の精神をもつ乗り物です。
一切の動力を使わずに、お互いを信頼しあう人間の力だけで海を渡っていく姿は何百年たっても変わることがありません。
自然の力に抗うことなく流れや風をつかむには、野性的な感覚を研ぎ澄ますことも大切。
自然を尊重し、自分の命を預けるアウトリガーカヌーを大切にし、力を合わせて共に目的地を目指す仲間を信じる、ということが求められるのです。
ごく当たり前な話ですが、しかし日常生活ではなかなか実践できないことでもあります。
仲間が集まったら挨拶しあう、アウトリガーカヌーや道具類は最大限の注意を払って丁寧に扱う、海でゴミを見たら拾う。
このような小さな行動の積み重ねがあって、初めてアウトリガーカヌーに乗るにふさわしい人間として認められるのです。
ー アウトリガーカヌーはクラブスポーツ ー
一人乗りのカヌーであれば、自宅のガレージに保管し、好きなときに独りで遊ぶことが可能です。
これに対し、アウトリガーカヌーは大きく、重く、大勢の仲間が集まらなければ漕ぐこともできません。アウトリガーカヌーがクラブスポーツたる所以はここにあります。
仲間が集まれば、当然ながら色々な意見や要望が出始めて、誰かがリーダーとしてみんなをまとめたり、役割分担などを調整する必要が出てきます。
そこで「クラブ」という組織創りが求められるのです。
「クラブ」という組織は、参加者一人一人が他の参加者みんなのために活動して支え合い、まるで一人の人間のように意思決定したり行動したりするのが理想の姿でしょう。
JOCAでは四方を海に囲まれた海洋国である日本の海岸文化の発展に寄与すべく、アウトリガーカヌーの普及及びクラブ設立のサポートを致します。